伊勢神宮式年遷宮 御神木祭

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御神木への化粧掛けを練習しました

令和7年2月22日土曜日、御神木に化粧掛けを施す技術の研修会がありました。

伊勢神宮式年遷宮で伐採される御用材のうち、特に祭礼で用いられる「御樋代木(みひしろぎ)」などは、神宮の仕様に整えて納品する必要があります。

前回の御遷宮行事や名古屋城本丸御殿の御用材伐採に従事した杣を講師として、納品用の化粧掛けを学びます。

今回の教材は、特別に木曽官材市売協同組合で用意していただいた立派なもの。最初に両端の樹皮を剥ぎ、平坦な断面に斧(木曽ではヨキと呼ぶものです)1本で面を出すための斫りを行います。

当日は朝から大きな牡丹雪が落ち、集まった職人や関係者は凍えながらの作業となりました。

テレビ局や新聞社も集まりましたが、「雪は風情があっていい」と逆に好評。

本番は6月ですが、その際の御用材は長さ6.6mにも及びます。

通常4~5mの材木を載せているトラックにも載らないため、車両は毎回更新しているのだとか。

20年に一回とはいえ、大変なことですね。

職人さんたちの訓練は、3月に伐採の予行演習も予定されています。